FC2ブログ

タマボール大作戦

映画・マンガ・小説・GAME・音楽・日常なんでも勝手に評論してます。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

「SAFE」

ジュリアン

※注)ネタばれしてます

監督は「ベルベット・ゴールドマイン」のトッド・ヘインズ。現代に生きる人達にとって決して他人事ではないけど、でもまぁ人ごとか、みたいな感カの映画。高級住宅街に専業主婦として不自由なく生活するキャサリン(ジュリアン・ムーア)が主人公。彼女は登場したときからどこかしら疲れている。健康に人一倍気を遣って、お酒もドラッグもコーヒーも取らず、ミルクを飲む彼女。なのに彼女の美しいさを曇らす不安が映画の序盤から漂っています。それは、家の模様替えのために買った高級ソファの色が間違えて届いたところから急激に濃厚さを増していきます。トラックの排気ガスでパニック症状をおこしたり、美容院でのパーマとネイルケアで鼻血を出したり、夫のグレッグの整髪料やスプレーに反応して嘔吐したりと、どんどん体調を崩していきます。かかりつけ医に診てもらっても身体に異常はなく、キャロルの不安と比例するように夫の苛立ちもどんどん高まっていきます。そんな感じでうまくいかない夫婦生活の中、化学物質過敏症というアレルギー症状に苦しむ人達に出会い、そして彼女もその症状の持ち主だということがわかります。新聞のインク、新しいソファの素材、化粧品や食品が彼女にある日突然、牙をむいたのでした。そんなある日、いつも使っているクリーニング店が消毒剤を散布している現場に居合わせ、痙攣を起こしながら吐血し、入院することになります。その病院で知った化学物質を全く使わない生活をする非営利のコミューン。彼女はそこに行く決心をするのでした。

あらゆる物質に囲まれ、何も不自由なく裕福に暮らしていたキャロルを突然襲ったこの病気は、物質社会の生活に慣れきったキャロルのアイデンティティの崩壊を招き、新たに目指す土地での再構築を促します。しかし、安住の地を求めてコミューンやってきたキャロルは、常に酸素ボンベを携帯し、鼻にチューブをさして生活し、その表情に明るさは無い。同じ悩みをかかえ、この地にやってきた人達との日々のワークショップでは、発病のきっかけを少しずつ追求して、自分を認め、愛する作業を行っていく。会いに来た夫と息子と抱擁することすら過敏に化学物質に反応してままならない。深く広がる家族との溝。そして少しずつかの地になじみ一員になっていくキャロルに恐怖を覚え、コミューンに建てられた異様な白いドーム型のキャビンと新興宗教の教祖性を孕んだコミューンの代表の存在が、映画の画面にいまだ色濃く不安を残しました。

宗教という言葉はどこにも出てこないです。なのにキャロルが新しく安住の地を求めて訪れたこのコミューンは、私から見れば新興宗教に近い。映画を見終わった後、言葉にするのが難しい気持ち悪さが残りました。キャロルが物質社会に住む家族と身体だけでなく精神的に距離を置き、コミューンに馴染んでいくように、人はこうやってある種の宗教に慣れ、違和感なく染まっていくのではないのかという感覚。それはほんとに恐ろしい。それは宗教を批判しているのではなく、やはり自分の許容範囲外の世界が繰り広げる現象に恐怖したのだと思います。映画自体は、一人の人間のアイデンティティの崩壊と再構築中を通して、物質社会の不安定さ(安全では無いということ)を描いてるとは思いますが…。人の依存性にふれた気味の悪い映画でした。
2005/4/30 ichiko
スポンサーサイト
  1. 2005/04/30(土) 21:41:03|
  2. miwanko_DVD
  3. | コメント:0

「onちゃん夢パワー大冒険!」

onちゃん




※注)ネタばれしてます

ぬるいアニメだ。いや、ゆるいかな。どっちゃでもいいわい。「水曜どうでしょう」の北海道テレビのキャラクター“onちゃん”。どうでしょうで安ケンが 着ているアレ、丸描いてチョン的な黄色の生物。目はローマ字小文字のoとn。他にnoちゃんとかいる。そんなキャラがうようよいる。それをアニメにする ならファンタジー色強いものかと思いきや、人間からめてスケールのちっさ~い作品になってます。また、その人間たちが魅力のない絵でねえ。一昔前の絵で すわ。映画冒頭に大泉・ミスター自身のアニメキャラが出てきますが、鬼のように似てない。ミスターなんか地獄のように似ていない。ここでまず観る気をな くす。親父の都合で東京から北海道に引っ越しする事になった。さあ大変。ボクは納得なんてしてないぞ。だって、好きな友達ともお別れ、サッカーのレギュラーにもなれたのに…。クソ親父めが!そこにパレード星とかいう得体の知れん星から、なぜかやってきて、どこでもドア的なマシンで札幌行きの飛行機を通過。そう、時空が違うから中身を通過する。その時にその兄妹を道連れ。北海道の端に墜落。そこからロードムービーよろしく、すっちゃかめっちゃかで札幌まで進んで行く。ハズ。ところが、ほとんど痴話げんかで進み、途中のやさしいババアとか、どうでしょうのマークつけているトラックのやさしいねえちゃんも、ただ単にやさしいだけで、これといった手助けはしない。ラストで感動の再会!もない。onちゃん役の篠原ともえもがんばりすぎで浮いている。いいアニメだったら良かったのにね。まわりがグズグズのおかげで浮いちまったぞ。noちゃん役の竹中直人はマイペースで良かったが、これで1点はあげられない。onちゃんらのペットで、ぐち:鈴井貴之、キャタゴン:大泉洋で出演している。ほとんど何も言わないというネタで出ているが、ネタにもな~んにもならん程度でくだらん。北海道テレビ、調子狂ったか?見終わった後、北海道バンザイ的な雰囲気バリバリなんで気色悪いぞ。北海道好きのオレもドン引きだぜ。それでラストはなんか再会して、なんかまとまって、なんか感動風で終わる。その間、どれだけ聞かされた事か、「夢パワー」を。みんなにも夢見るチカラ、夢パワーがあるんだよ!って。ぼくにも夢パワーがあるんだ!って。オレにもあるんか!夢パワー!


「ドリームぢから」じゃダメか?         ボスヒコ
  1. 2005/04/20(水) 21:45:17|
  2. bosshiko_DVD
  3. | コメント:0

「ハリウッド・ミューズ」

ミューズ



※注)ネタばれしてます

なんて事ない映画。良い所、悪い所が中途半端なんで、なんとも言えんなあ。個人的には、こんなゆる~いコメディは好きな方なんだが、この作品を人に薦めれるかというと、薦めない。じゃあ、薦めない作品をなんでイラストまで書いた上に感想を書いているかというと、時間が空いたからである。ハリウッドの創造の女神“ミューズ”とされている割にやる事が地味。天パのおっさんばかり映るし、結末はなげやりときたもんだ。天パのおっさんは、この脚本を書き、さ らに監督・主演と3役をこなした、アルバート・ブルックス。そ~んなにやりたかったんだ。コレを。ミューズを演じるのは、シャロン・ストーン。この頃は、女神という雰囲気ではもうなくなっている。一応、この映画の売りはだな、ジェイムズ・キャメロン、マーティン・スコセッシ、ロブ・ライナーというハリウッド人気監督が本人の役として出ている。ロブ・ライナーは出演しないで、この作品の監督させたら良かったかも。恐ろしく都合がいい映画を観たい時にオススメだああ!

映画会社から契約を切られる脚本家のスティーブン(アルバート・ブルックス)はスランプから逃れるために、友人の売れっ子脚本家(ジェフ・ブリッジス)に相談しに行く。ハリウッドのクリエイターはほとんど“ミューズ”からインスピレーションを与えられているという事実を知る。速攻頼みこみ、ミューズのサラ(シャロン・ストーン)に会う。贅沢で我がままタカビー女神の要求を断れず、最終的には自宅を彼女用にリフォーム。少しづつしか、お告げをくれないスティーブンは苛立つ毎日。その間、自分の妻(アンディ・マクダウェル)と仲良くなり、彼女のクッキーを売り出したところ、店まで出す状態にまでバカ売れする、それで、よけいにスランプになるが、アイデアもわかない。生活もしなければいけない。スランプ中に来客した彼らは医者であった。その医者に、サラは病院から抜け出した多重人格者である事を報告される。サラ!ほんまなんか?ウソやというてくれえ!とサラに確認に行くが、すでに逃亡中。ワオ!って感じで、妻が経営するクッキー屋で仕方が無くバイトするわけ。しかしだ。提出していた脚本が売れたと聞き、映画会社へ直行。そこにいたのは……。なんと映画会社の新任社長となったサラであった。えぇ!!?? ちゃんちゃんっとお。

まず、映画の最中に書き上げている脚本の内容は、ジム・キャリー主演で水族館物語。この時点でダメだ。サラという女は詐欺だと思ったぜ。しかし、この映画は深読みするとおもしろい。まず多重人格であるならば、女神という人格と社長という人格、最低2人はで出てきている。しかし、それは人格であって、人を導く事や経営理念など解るわけもない。とすると、こういう話にはならんな。ならば、本当の女神なんだろうか。プレゼントを与えないと動かない女神。お布施やお賽銭などと同じだから神のようではある。その割にはちまちましたストーリーだ。そして、医者らしきおっさんも怪しい。彼の方が医者マニアだったら、多重人格説はなかった事になる。しかし、一緒に脱走した入院患者仲間だとしたら、多重人格説も深くなる。う~ん、奥が深いな(決して深くはない)。と思ったのもつかのま、驚愕のストーリーだった事が判明。ラストに社長室から出て来たサラは金髪のショートヘアではなく、黒髪のロングでクリクリだったのだ。その髪型はスティーブンの妻とそっくりだった。これは!「ルームメイト」じゃねえーか!。ってことはぁ、妻に本業を与えて留守がちにさせ、スティーブンを寝とる略奪愛だな!さすが、シャロンだぜ!全てが戦略だったのだ!天パのおっさんに一目惚れからの何十年もの間、ミューズとなるべき行動・結果を出し、家族に近寄って、とうとう手に入れたのだ!天パのおっさんをだあ!ゲッ、ストーカーじゃん。きしょくわりぃ。


ミューズね~。                   ボスヒコ
  1. 2005/04/20(水) 21:39:11|
  2. bosshiko_DVD
  3. | コメント:0

「ホステージ」

ホステージ



※注)ネタばれしてます

ブルース…。また、子供と組みやがって。監督は「スズメバチ」のフローラン・エミリオ・シリ。スタイリッシュが来るそー、ノワールが来るぞー。逃げろー。AMAZON.COMで2001年サスペンス賞に選ばれたロバート・クレイスのベストセラーをブルース・ウィリスが惚れ込み、速攻映画権取得。それをダイハード2やバッドボーイズのダグ・リチャードソンに脚本を頼んだのが失敗。まるっきり、子供主人公のダイハード1でしたな。ダイハード1で言うと、テロに占拠されたビルの外で、マクレーンにナイス指示を送る黒人の警官の役がホステージでのブルースの役。原作では複数の人物が主人公で、個々に様々な過去があり、出会いや決断によって物語が交差していくサスペンス。それをブルースとダグが1人の元交渉人を主人公にしたアクション映画に変更。こういう原作をいじると大体、失敗するか、薄っぺらくなる。その上にダグだ。そら、火柱高いでっせ。オレはサスペンス要素があまり感じれなかったぞ。24シリーズ観過ぎだからか?。そう、24を2時間弱にしてハラハラ感を引き、ダイハード掛けた感じ。ダグさんはずっと、ダイハードしててくれっ!と思ってたら、ダイハード4.0を執筆中らしい。そして今回、浮いちゃったでしょう大賞は、トラウマバリバリの殺人鬼マース役のベン・フォスター。トホホ演技にオレは劇場で舌打ち&苦笑したぐらいだ。2時間で彼の役柄を表現するのは無理だから、しかたがないんだけど、トホホである。それでも映画自体は普通にアクション映画として楽しめたかな。SWATは本物だしね。ブルースとデミ・ムーアの娘ルーマーが、劇中でも娘役として登場。ヤボったいデミって感じだが、コレも話題の一つに入ってるらしい。

ロス市警の敏腕人質解放交渉人のジェフ・タリー(ブルース・ウィリス)は人生を大きく変える大失敗をする。交渉中、立てこもってたノイローゼの旦那が、妻と幼い息子を銃殺して自殺する。心に傷を受け自信を無くしたタリーは、田舎の平和な小さな町の警察署長になる。家族の妻と娘はそれ以来、関係がギクシャク。ココ不思議。旦那がドえらい目にあっているのに理解のない妻と娘。そんなもんなのかね。娘なんか「こんなど田舎連れてきやがって!」的な発言してますが、自分の交渉失敗で目の前で3人死なれたお父さんにしては、ちとキツいお言葉。その小さな町のブラックリスト、デニス(ジョナサン・タッカー)、ケビン(マーシャル・オールマン)兄弟と3週間前に知り合ったマース(ベン・フォスタ-)3人が、町で見かけた高級車を盗もうと尾行し、丘の上の豪邸に忍び込む。忍び込んだのはいいが、マースがそこの娘にあっさり見つかる。全員が、わおっ!状態であたふたしてる中、かしこい男の子がすかさず、警察に繋がる無音警報をかしこく押す。そのかしこい男の子はトミー(ジミー・ベネット)、そして姉のミシェル(ジェニファー・スミス)、そのお父さんで巨大犯罪組織のマネーロンダリングに協力している会計士、ウォルター・スミス(ケヴィン・ポラック)。警報を聞きつけた婦人警官をマースが速攻射殺。射殺されたと聞いて速攻警察隊包囲。まだまだ速攻が続く。スミス邸は本来、防犯対策万全。それをフルに使い、警官達を入れないようにする若者3人強盗チーム。タリー署長も昔の悪夢を思い出し、ひるんで郡警察にまかす。ところがだ。スミス邸のDVDに保存した重要機密資料を漏れるのを恐れた“ある組織”が、タリー署長の口うるさい妻と娘を誘拐する。組織からの要求内容は、“お前が再び現場を指揮し、邸宅には誰も入れるな。さもないと妻子を殺す”という、ラッキーなお知らせだった。ラッキー!と思ったのはオレだけで、もちろん我らのブルースは要求を丸呑みする。もう誰も死なせやしない!と無茶な作戦含めた決意をする。リーダーだろ?と追い込み交渉をデニスにすると同時に、かしこいトミー少年から電話が入り、びっくり。犯人の目を盗んで(この時点で犯人失格)自分の屋根裏秘密基地から、かしこく携帯で連絡してきたのだ。そして、悪たれ兄弟だけと思ってたところ、リストにないマースと言う奴がいるって事でまたびっくり。それでマースを調べたら、殺人履歴がある頭のおかしい凶悪犯だったという事実に再度びっくり。びっくり3連発を喰らいながらもタリーは、必死の交渉をする。その間はかしこいトミー少年がダイハードのマクレーン刑事そのもので、家の中をかけずりまわるんである。ミシェルに一目惚れしたマースの行動は、限りなく情けなくクサいだけで、犯人チームの兄弟を殺害し、スミス邸に火を放つ。やっとの事で、組織が送った偽FBIと共にタリーが侵入する。そして、撃たれながらゾンビなみに燃え尽きるマース。まさに燃えてたのだが、そのキャラで最後まで引っ張るかあと言う印象だな。ケガをしていたスミスを引っ張りだし、組織が情報を持ってこいと指定する場所へ行くタリー。そこでタリーとスミスは一致団結して、仲間割れっぽい喧嘩を装い、組織が送り込んだ先ほどの偽FBIを秒殺する。最後に殺した死体に、激情タリーは3発ぐらい撃ってましたな。妻子も無事に助けたタリーもスミスも家族と平和に暮らす事だろう。なにが平和ぢゃ!だって、家族以外皆殺し映画なんだぜえ!

最初のタイトルバックは、中身とイメージが違うので、別物のCGムービーとして鑑賞すれば面白い。それよりも、アレクサンドラ・デスプラの神話系大スケール映画に合いそうなスコアが壮大すぎて、立てこもり事件に全然あってない印象を受けた。映画観ながらずっと、音楽変えたらハラハラするのにと、思って観てたな。息をひそめるシーンがあるのにも関わらず、ドバーンなんだから。この系統の映画でパニックルームや要塞警察とかと比較しても、音楽って重要だと感じた映画。



でも観ちゃうブルース映画。              ボスヒコ
  1. 2005/04/20(水) 21:37:21|
  2. bosshiko_DVD
  3. | コメント:0

「ダニー・ザ・ドッグ」

JET




※注)ネタばれしてます

リュック・ベッソン製作で監督は「トランスポーター」のルイ・レテリエ。これだけで大体の雰囲気がわかるね。そう、あの何となくスタイリッシュな映像で哀愁っぽい物語で最終的には大丈夫だよおって、やつだ。これが見事にそうで、見終わって記憶に残ったものと言えば、ジェット・リーの瞳ウルウルぐらいなもん。マトリックスやキル・ビルのアクション演出のユアン・ウーピンも冴えてなかったのか、カメラワークが悪いのか、アクションは流して観れる程度。後半、一番強さそうな用心棒(弱い)と闘うシーンでトイレに行く狭い廊下が舞台の時があった。もちろん狭いので、鉄拳が外れると壁をぶち抜く。狭い中、高速クンフー試合が始まる。普通、おもしろいでしょ。なんかねえ、パッとせんのだな。対照的に、ガメラとレギオンが京都駅ビル内で壮絶な死闘を繰り広げられたのを思い出したな。凄いぞ、樋口って。そして、ああ、ジャッキー・チェンなら…って思ったぜ。ユエンも酔拳や蛇拳という大傑作を撮ってるんだから、初心に戻って香港映画撮ってほしいもんだ。しかーしだ、この映画の一番のハテナ?は、なんといってもモーガン・フリーマンである。彼はちょくちょく、えぇ?!って言う映画に出演する。ゲイリー・オールドマンやトミー・リー・ジョーンズ並みにだ。ひょっとして、次のスパイダーマンとかに悪役で出そうだな。目ぇとかひんむかれて脅す演技されたら、どうしよう。多分、拍手。要するにバカ映画なら面白いんだが、この映画みたいに真剣に撮った困ったちゃん映画には出てほしくないんだな。存在感ありの人だから。だからといって、この映画に重みや深みが出たかと言えば違う。完璧に浮く。ジェットはもう張り切ってるから、何やってもジェットだが、モーガンさんは役に徹すれば徹するほど浮く。ストーリーが薄い分、やっちゃいました。

バート(ボブ・ホプキンス)は悪徳な金貸し。その横にいる汚ねぇアジア人が用心棒のダニー(ジェット・リー)だ。用心棒って言っても犬に近い。首輪はしてるわ、言葉は喋らんわで闘犬に近い。普段は倉庫みたいな事務所の地下牢に入れている。そのステキなマイルームにあるのは、練習用のサンドバッグと意味が絶っ…対!あるボロボロのクマのぬいぐるみと、絵本。ダニーはその絵本が大好き。PIANOとLOVEというページが特にお気に入りの模様。母子のイラストも掲載。たのむから先が読めるシーンはわからんようにしてくれ。その横のページはMILKで牛乳のイラスト。オレはそっちをじぃーっと見てほしかったな。ウマそうだなあって感じで。ダニーは首輪付けている時は、ボーっとラリっている感じなんだが、バートに首輪を外され、耳元で「殺せ」と命令されると、問答無用の冷酷無比の殺人マシーンと化す!!とパンフとかに書いておりますが、タコ殴りに近い戦法。それは教育も受けてない上、クンフーなんか教えてもらってない設定なんだろう。そんな借金取り立てにダニー使われ放題の毎日を過ごす中、骨董品屋に取り立てに行く。そこで盲目のピアノ調律師サム(モーガン・フリーマン)と運命の出会いをする。鍵盤の叩き方や調律の仕方を教えながら、仲良くなるんである。数日後、バート組らが取り立てに向かう車に、大事故&暗殺のコンボを入れられる。ダニーは瀕死の重傷で骨董品屋に逃げ込む。もちろんサムと再会、ダニーが意識を失って気がついた頃には、サムの家でピアニストを目指す18歳の義理の愛娘ビクトリア(ケリー・コンドン)が看病している。あれよあれよと言う間に、お互いはファミリーだと自覚し合う仲になる。スゴいぞ!この人たち!盲目の黒人親父と、歯を矯正してる白人娘と、ボロボロで血だらけで見つかり、名前っも最近わかった首輪付けてたアジア人のオッさんが家族だとお!アルマゲドンよりありえない状況を設定したいなら、もっと納得させてくれ!納得できない理由になったのは次のシーンだ。はじめて家族愛を知ったダニーちゃん、はじめてのお買い物気分でスーパーから出た所を、バート組のチンピラに見つかる。チンピラは叫んだ。「おーい!ひさしぶりだな!一ヶ月どこにいたんだよう!オヤビン心配してるぜ!」いっかげつ…一ヶ月っ!?確実に犯罪の臭いがするアジア人を警察も病院も届けんとだな、家で介抱してたら家族になるんだっ!教育も受けてない童貞の殺人鬼とだっ!せめて、半年とかにしてくれ!っていうか、バート生きてたんかい!私はこの時点で、ぼーっとしだし、あとはほとんど覚えていません。たぶん、サムやビクを殺されたくなければ、ワシんとこ帰ってきて、取り立てやデスマッチ賭博に出 んかいって言われて、出て、出たのはいいけど、“愛”を家族に教わったので優勢だったのにも関わらず殺せず、殺せなかったんでバートがキレてすったもんだでバート組vsダニーが始まって、その最中にダニーの母ちゃん(ピアニスト)を殺したのはバートって判明して、キレたダニーを止めるためにモーガンが植木でバートを殺す…だったかなあ…。読み返すとサムをモーガンって書いてあるね。いいんだ、モーガンで。殺したか気絶かもハッキリわからんし。その後、逮捕もされず、ビクトリアの演奏会。よく母ちゃんが引いてくれた“モーツァルトのピアノソナタ第11番”を演奏。ジェット涙ぐむ。ハイ!終わり!撤収!

全体的には悪くはないんだが、内P観てる方がいいって思う作品。ようするにテレビで観よう。借りるんじゃなしに地上波でだ。リュック・ベッソン系は全て、地上波(吹き替えで)が最高だぜい!



フランス映画は吹き替えが一番。          ボスヒコ
  1. 2005/04/20(水) 21:21:20|
  2. bosshiko_DVD
  3. | コメント:0

「いちご100%」「ヴァージンな関係」

ウェ~ッス、資料買い漁ってたら思う所あって今日はマンガ。しかも素晴らしくダメマンガを二作品程紹介。自分のサイト(宣伝→http://www.h2.dion.ne.jp/~sakurab/)のニッキで書きかけて「発注者見てるかも!つか見てる」と気付いてタマサク(皆はタマボーって略すね)に擦りつける事にする。「ダメ」っても色々ありますよ。「面白くない」「絵が下手」「引き際を失ってる」「強人のインフレ」そんなのはね、あっしに言わせりゃダメじゃないよ。ココはね「プロとしてどーなの?」的な作品を。あ、いいよスルーして。うん、その方がいいかも。完全主観で書くので反論とかあっても知らヌ。

まず「いちご100%」ジャンプで連載中のちょっとエッチなラブコメ。結構人気あってアニメ化もされてる。これがね、オリジナリティーが無い。どっかであった話をどっかにいたキャラでグダグダ描かれてる。ストーリーは映画少年が偶然出会ったいちごパンツの美少女。い、今時いちごパンツって。同じ夢を志す眼鏡かけた文学少女。これが同一人物。眼鏡を取ったら美少女だったぁって。うひゃあ。いつの時代のネタですか?そんな二人を取り巻く美少女達。ボーイッシュ、巨乳、幼馴染みのロリ。どおだぁ、なにひとつハズしてない。しかも全員主人公に恋してケツかる。コレラブコメノヒツゼン。理由は無い。恋に理由なんていらない。人を好きになるのに理由があって?(フォルモッサシェリル風)ハッキリ言って主人公には魅力0だ。なのにモテモテ。セックスの無いハーレム状態。全編パンチラと鼻の頭が痒くなる甘いラブストーリーもどきの展開がこれでもかと炸裂。男子中高生の理想をただ描いてるだけ、ダダ流しでね。絵に汁っ気が無いからエロくない。じつに爽やか。何度同じようなマンガを読んだ事ある?けど古今東西ウけるのねぇ、こーゆーの。その版権絵を描いて商売してる、あっしもどうなんだ?的な疑問は持たない事にします。ハイ。まぁ、作者がそれを狙ってるんなら、ある意味×性交○成功してんでこの辺で、次がメイン。

「ヴァージンな関係」エロマンガですわ。まだ「ビタマン」で連載してんのかな?知らねぇ。これはスゴいぞ。「いちご100%」がオリジナリティ溢れる秀作に見えるぞ。まず絵がね、藤島康介。マネとかのレベルじゃない。藤島康介。実際、あっしが「お?女神さまの他にこんなモン描いてんだ」と思って手に取ったくらいだ。そいでだ、物語、まんま「めぞん一刻」だ。パクリとかのレベルじゃない。「めぞん一刻」だ。エロが入っただけ。しかも大してエロくねぇ。エロマンガなのにエロくない、コレどう?適当にヒネリのないセックスしてる絵描いて最後は大ゴマで「イッちゃう~」だ。簡単だ。イけ。絵を真似たり物語をパクったりすんのは、まぁ、何か今さらって感じじゃないスか。けどコレは両立してる。ちゃんと主婦業と仕事を両立。ながら勉強得意です。知らんわい。主人公はね、毎度お馴染み冴えない男ですよ。バツイチの年上美女と奇跡的にイイ仲になりますよ。ロリの後輩にも好かれますよ。年上美女に近付くカコイイお金持ちのライバルできますよ。そんな感じだ。
「めぞん」は登場人物全員に「数字」が入ってました。コッチは「色」ね。「赤石」「黄味島」ってな具合。
「めぞん」の三鷹(主人公の恋敵)は犬が苦手でした。コッチは鳥で勝負だー。
「めぞん」のこずえ(主人公の後輩)はお弁当とか作ったり騙して(騙し方も同じ)家族に会わせたりーだ。
コッチもそのまんまの事やるぞー、まけないぞー、バッチこーい。高橋留美子の専売特許になりつつあるズッコケる時にスタンハンセンの「ウィー」的な手の形あるでしょ、「グワシ」みたいなの。アレもキチンと再現されてますよ。よく訴えられねぇな。他にもライバルがバツイチ(めぞんでは未亡人)とキスしそうな場面で鳥(めぞんでは犬)の泣き声で出来なかったり、梯子から落ちて偶然キスしちゃったり、後輩の親が主人公に「娘を泣かせたら…」的な発言で猟銃を突き付けたり、「手の中を見て」「何何?」チュ?みたいなね。キリないのdeもうやめとくね。設定、構成、シチュエーション、セリフまでトレースしてまんねん。おーい同人誌じゃないんだぞー。すげーぞ、すげーぞ、パクリ放題、盗人共和国。クラリス・ド・カリオストロも逃げますよ。これがプロの作品だー、原稿料貰ってんだー。印税もな!ハンッ!おのれぇ!高橋留美子っ!藤島康介っ!小林拓巳大先生をパクリやがってぇぇっ!

驚く事に、あ、別に驚かないけど、上記の二作品とも作者は女性なのな。安部なつみとか浜崎あゆみがした事なんて「お遊び」だと思える逸品。無性に無駄使いしたい時にオスルメ。
2005/4/11 蔵木さくら
  1. 2005/04/11(月) 21:50:31|
  2. kizakura_books
  3. | コメント:0

「私家版」

ず~っとイギリス映画と思っていたけどフランス映画だったのね。最近知りました。でも英国の香りがぷんぷん。この映画、なんかの映画を観にいった時に宣伝を観ました。正直その時はなんの興味もわかなかった。久しぶりに見たテレンス・スタンプは老けていた…という印象だけ。それから数年、ちょっとわたくしも大人になりレンタル屋さんで目新しいビデオを漁っていたところ、何故か数年前に映画館で見た宣伝の映像、360度壁全面の本棚をカメラが回転しながら写し出すシーンと本が人を殺すというフレーズを思い出し、も~れつに興味を持ったのでした。即借り。即観。物語は、テレンスの役ドコロである気品漂う編集者エドワード(”サー"の称号をお持ちです)の復讐劇。いや~こう書いちゃうと身も蓋もありませんが、おおよそ復讐劇なんて漢字からは想像できないスマートで美しい映画です。オープニング、なんともいえない異国の香りが漂う音楽が流れてきます。その後も映画全体の印象をつくり出す音楽。映画の中の美しいチュニジアを思いおこす音楽であり、英国紳士のエドワードの心を象徴するような音楽でもあります。エドワードは有能な編集マンであり、腕のたつ本の贋作家でもありました。

冒頭、友人である政治家に「アラビアのロレンスの原盤を召使いが間違ってシュレッターかけちゃったから作って~」と頼まれます。なんでそんな貴重なものシュレッターかけちゃうのよ!ありえない!いくらなんでも大事なもんそ~やな~とかわかるやん!じゃ今あるアラビアのロレンスは本物じゃないの!国家間戦争になりかねないぞ!と思いながらもエドワードはあっさり「もう贋作はやめてん。ごめんな。」と断っちゃいます。あぁ~大変だよ~偽物でもいいから存在しなくちゃまずいよぉ~、そんな心配を知ってか(いや知らないね)後々ちゃんとエドワードが作ってくれるます。ほっ。そんなとこは引っかかる必要性は皆無なんだけど(ロレンス好きなのでこの設定だけでグッ!)、少し遅れて鼻持ちならない三文作家のニコラがエドワードのオフィスに訪ねてきます。秘書が止めるのも聞かず来客中のエドワードの部屋にズカズカ入ってきて、最悪な嫌みを言って先客を追い払っちゃいます。この先客が着けてるタイとかがいかにも英国らしい。

で、エドワードは、その最悪な高慢ちきヤローの三文作家が書き上げた小説を読まされます。その小説は今までのニコラからは考えられないような文体を用いた最高傑作。エドワードは読み終わった後、鼻持ちならないその男に惜しげもなく感嘆と賛辞の言葉を送ります。そして小説の中に隠された事実に気づき、エドワードの奥底で時を止めていた愛憎の封印を解き始めたのでした。30年前に愛した美しいチュニジア女性。そして彼女を自殺に追いやった傲慢で横暴な男。静かに静かに歯車が回り始めます。パリの由緒ある出版社と、ニコラの元恋人の辛辣評論家、今は亡き1人の作家と戦争で燃えた出版社。30年前に亡くした恋人と瓜二つの女性。そして贋作私家版。全てが繋がり関係し、1人の男を追いつめてゆく様はお見事!!アメリカ復讐劇にありがちな派手な立ち回りはありません。静かで知的で、淡々とした復讐があります。

でも中年男の一途な思いってなんだか哀しいのねぇ~。テレンス・スタンプの英国哀愁に脱帽。映画中、派手なおばちゃん秘書とのジョークまじりの会話中だけ、ほんのりエドワードが幸せに見えました。
2005/4/1 ichiko
  1. 2005/04/01(金) 21:20:30|
  2. miwanko_DVD
  3. | コメント:0

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。