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タマボール大作戦

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「黒蜥蜴」

美輪明宏

この映画を観たのは、私が大学2回生くらいの頃。深く考えず、カルトっぽいから、観てみようと思って観に行った。衝撃だった。私に、新しく興味を持たせるきっかけになった。
まず、何と言っても、美輪明宏。(この頃は丸山明宏)彼(彼女?)の魅力はすごい。それまで、美輪明宏のとこは、名前と女装して歌を歌っている人というような認識しかなっかた。だから、この「黒蜥蜴」を観た時の私の衝撃はすごい。なんて綺麗な人なんだろう。妖しく、美しい。本当に妖艶という言葉がよく似合う。多分、この映画で完全に美輪明宏に惚れてしまったのだと思う。それから、知り合いに、彼に関するドキュメンタリーのビデオやエッセイなどを借りまくって、読みまくった。考え方も美意識もすごく高いところにある。美しいと思う心。何か、はっとさせられるものがあった。そうゆうつもりでは無かったにしろ、やっぱり、ゲイとかには何かしらの偏見を持っていたのかもしれない。彼の本や話を聞く中で、自分は男とか女とかの性別やジェンダーに、結局は捕われていたのだと気付かされた。
そして、三島由紀夫。彼が自決する前に、美輪明宏の楽屋に行って、いつもは花束など持って行かないのに、その日だけは両手いっぱいの薔薇の花束を抱えて「もう来れなくなるから…。」と言ってその薔薇を手渡した話。この話は、美輪明宏が、本にも書いているし、TVでも話しているので、有名かもしれない。でも、この話を聞いた時、私は本当に涙が出た。私は、それまでの三島由紀夫のイメージが180度変わった。「三島文学=かたよった考え」のように思っていたので、彼の小説をあまり読んだことがなかったということもある。美輪明宏が好きな人だから、間違いないみたいな…。三島由紀夫の小説も、それから読み始めたというくらい、美輪明宏に惚れ込んでしまった…。
そんな美輪明宏と、彼のために黒蜥蜴の戯曲を書いた三島由紀夫。(映画では、ちょっとっだけ、共演しているし…。)そんな関係が素敵だと思った。寺山修司もだけど。「毛皮のマリー」の舞台を観たかった。(話がそれていくが…。)黒蜥蜴は今も舞台でやっている。美輪明宏が黒蜥蜴役で。というか、この三島由紀夫の脚本で黒蜥蜴役は美輪明宏にしか出来ないと思う。(でも、映画の美輪明宏が一番美しいと思う。若いからね…。)この前も、舞台の練習風景のドキュメンタリーがTVで放映さていた。厳しい。歩きかた一つにしろ、言葉にしろ。美しい日本語を美しい発音で。三島由紀夫の綺麗な日本語を。
と、こんなことを書きながらも、未だ舞台を生で観れていない。今年もチケットは即完売…。次回こそは気合いで観たいと思っているのだけど…。お願いだから、また上演して欲しい…。
とにかく、この「黒蜥蜴」には私の好きなものがいっぱい詰まっている。美輪明宏、三島由紀夫。と、あとひとつ。江戸川乱歩。乱歩も、元々好きだったけど、明智小五郎が出てくる話は、あまり好んで読んでいなかった。この映画を観て、私の乱歩熱に再び火がついた。乱歩の本を実家から持ってきて、読み返したりもした。
思えば、この頃から、自分の興味(趣味)が変わっていったように思える。もともと、耽美で儚い感じが好きだったけれど、それに拍車がかかっていった感がある。
美輪明宏の本「天声美語」に、彼の好きなものがつらつらと挙げられている。そこに、自分も好きなものがあるとうれしくなるし、知らないものがあると、観てみよう、読んでみようと思う。それくらい、美輪明宏は、私に大きな影響を与えている。
この映画を観ることができて、本当によかったと思う。
2005/5/31 スパイラル
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  1. 2005/05/31(火) 21:43:20|
  2. makikoro_DVD
  3. | コメント:0

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