タマボール大作戦

映画・マンガ・小説・GAME・音楽・日常なんでも勝手に評論してます。

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シェンムー 第一章 横須賀 & シェンムー2

シェンムー



制作費70億! だ~いしっ~ぱっ~い!! シェンムー関連のどの記事読んでも、クソゲー評価。だからなんだ?クソゲーだからと言っておもしろいかどうかは別だ。おもしろくない、時間の無駄なども書かれている。ワシはお・も・ろ・いんだっ! 父親殺しの犯人を探すって言うストーリーが邪魔なだけだ。ストーリーなんて気にしなかったらおもしろくなるぞ。このゲームの遊び方を教えてやろう。シェンムー 第一章ではひたすら散歩。ひたすらハトを追いかける。ひたすらパンツを覗く。ひたすら家の中を覗く。ひたすら猫にエサをやる。ひたすらタバコ屋のババアを監視。ひたすらバスが来るのを待つ。ひたすらBGMを聞く。ひたすらガチャポン。ひたすらゲーセン。ひたすら釣り人を見る。そして、ひたすら走る。なによりも忘れてはならないのが、フォークリフトのバイトだ。バイトがこのゲームの全貌だと言っても過言ではない。ま、オレにとってだけど。でもノスタルジックな風景に初恋風恋愛。こんなのはもう現実では味わえん。訂正。この雰囲気がこのゲームの全貌だと言っても過言ではない。個人的には会話が英語になっただけのシェンムーUSAがお気に入り。その続きのシェンムー2は、まあ、なんとも、あの、カオスですな。何がやりたいかわからんぞ、鈴木裕(開発者)。第1章がコケたもんだから、何章も作れなくなった。そりゃね、ほんとは第2章なのに、2だからね。何章分つめこんだかわかんない。シェンムー2を最後までクリアーした人は最後のシーンに絶句しただろう。オレなんか「えぇっっ!!!」って言ったきり、センベイがクチビルについたままエンディングロール見てたもの。内容は邪魔臭いから書かないけどね。でもいいんだ。バーチャル香港で遊べるから。シェンムー2の遊び方はね、特にない。特に何も面白くない。クーロンでの戦いは長いわ、森の中に入ったら長いわで、全てが間延び最大限。強いて言えば、クリアー後にセガサターン版のシェンムー(もちろん開発中止)のムービーが見れる。これがいいのよ。ポリゴンすぎて逆におもしろい。しかし、よくサターンで作ろうと思ったな。その開発陣のキチガイじみた挑戦に胸おどるぜ!最近のゲームはリアルすぎて想像力を殺す。サターン版のシェンムーレベルをPS3でやってくれんかな。すげーこんぴゅーたーでカクカクポリゴンの世界を作ったら、日本、いや、世界を作れるだろう。横須賀だけなんて野暮言わない。世界いっとこ。ついでに月も。


「龍が如く」もシェンムーのような画面だったらなあ~。 ボスヒコ
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  1. 2006/09/28(木) 11:06:09|
  2. bosshiko_others
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「愛地球博」最終回

翌日、とっととチェックアウトして遅い朝飯を食う事にする。「せっかくだから」という貧乏根性から名物きしめんを食ってやろうと店を捜す。一軒の店に入ると「モーニングタイムで今は朝粥定食しか無いんです」って断られる。だったら「朝粥屋」にしろ、あほんだら。近くにきしめん屋があったのでそこで食う。塩辛い。醤油を薄めただけのダシみたい。先生は玉子とじきしめん。一口食って「ゲロみたい」 先生の顔はもう愛知に対する憎悪で真っ黒になっている。元々の計画は2日に渡って万博を楽しむ筈だったんだが前述の通り、あれ以上会場にいる事は精神に異常をきたす恐れがある為、スケジュールをずらして3日目に予定していた「ささしまサテライト」に行く。こういう事態も計画に入れ、二日目のホテル予約はしていなかった先生。凄い。ささしまサテライトに行く為には是非名古屋駅構内に荷物を置いときたいんでロッカーを捜す。…無い。なんかもう慣れちゃった。ようやく見つけたロッカーローム、すると入り口に駅員が立っていて「ただ今、いっぱいで塞がっております。お荷物をお預けになられたい方は、こちらの階段を上がりまして…(説明)」コッチは昨日のクソ博覧会で足パンパンなんだぞ。愛知よ、まだ我々に試練を要するのか。
結局、案内通りに辿り着いたロッカーは駅構内から離れた裏手の地下にあった。ロッカーが小さいので無理して入れようとしていると、家族連れのにいちゃんが「そっちに大きいロッカーありますよ。値段一緒で。」にいちゃんには感謝だが愛知のプチトラップにはもうウンザリだ。親切なにいちゃんのお陰で荷物を入れ会場に足を向けるとあっし等と同じ様に無理して入れようとしている老夫婦がいたので、親切の連鎖、にいちゃんの意志をうけついだ親切戦士になり「そっちに値段一緒で大きいロッカーありますよ。」と声をかけた。無視だ。明らかに目が合っている。「無視かい、おっさん」と言っても無視だ。「ああ、この人はツンボなんだ」と無理矢理納得してその場を後にする。全世界の高齢者よ、今すぐ滅べ。所持金が心細いのでATMで金をおろそうとコンビニを捜す。無い。看板すら見当たらない。ないないづくしの名古屋。懐石料理かい。1キロ程歩いた所にローソン発見。だがATMが無い。さらにちょっと歩いてデイリーストアのATM。が、あっしのネットバンクは取り扱ってませんとの事。もう、些細な事がイチイチムカツク。結局、先生の銀行は取り扱ってたので事なきを得る。案内所で「ささしまサテライト会場」の道順を聞くと「もう、すぐソコ」的な案内をし、「歩いて行けますよ」との事で歩く。外にでると雨が降っていた。愛知~ッ!どこまで愚弄すれば気が済むのだッ!斬れッ!早う、斬ってくれッ!傘を買って案内された通り、ちっとも可愛く無い名古屋のランドマーク(渋谷で言うところのハチ公)「ハナちゃん人形」の股をくぐり、ひたすら歩く。結局2キロくらい歩いた。…おい、どこが「すぐソコ」だ?貴様に言わせりゃ地続きなら「歩いて行けますよ」て事か?ああン?
ささしまサテライト=万博開催期間に合わせた複合施設。ポケモンパークやら美術館やら世界各地の民芸ショップやらがかなりの面積を陣取って開催されている。先生曰く「万博で楽しめなかった子供達が鬱憤を晴らす場所」だそうだ。雨が降っている平日の午前、人なんざいない。快適。先生はスケベ心から今日の万博の混み具合をケータイサイトで調べた。昨日同様の待ち時間が表示されている。「ふははははは!雨の中、並ぶがいい愚民共!そこには何一つ心踊らされるモノなぞ無いぞ!エロイムエッサイム!」先生はダークサイドに身を売った。何も、あっし達は鬱憤を晴らしに来たワケじゃない。お目当てはささしまミュージアムで開催されている「アート・オブ・スターウォーズ展」だ。シリーズ全てで使われた実物のプロップが250点程展示されているらしい。もうコレだけで大阪から来た甲斐があるってモンだ。ミュージアムが見えた瞬間、これまでの愛知の愚業なんざ忘れて「うわぁ~い、だぁすべぃだぁぁ~だぁ~」と雨の中走りだす始末。同時に先生はポケモンパークを遠目で見て「うわぁ、ぴかちゅ~いっぱいおるぅ~、がびごんがてぇふってるぅ~」ささしまサテライト=万博で楽しめなかった子供達が鬱憤を晴らす場所。「アート・オブ・スターウォーズ展」の入り口に等身大のダースベイダーが置いてあったのでキャッキャ言いながら記念写真を撮る。モギリのにいちゃんがライトセイバーを貸してくれる。あっしはもうテンションあがって「ミレニアムファルコン内でトレーニングボールを相手にフォースの修行をするルーク」というマニアックなモノマネをして先生に失笑を買う。が、奥にいたモギリのねぇちゃんが大爆笑していた。会場内は勿論撮影禁止。だがテンションの上がったあっしにそんなグローバルスタンダードなど通用しない。警備の目をかいくぐり写真を撮り捲る。エピソード3のエリアは警備員がウヨウヨしてて無理だった。するとどこかで見た顔が。あ!プロモデラーの山田卓司(http://7andy.yahoo.co.jp/books/detail?accd=30679924)だ!熱心に「アナキンがダースベーダーに変わる手術台」を食い入る様に観ている。ちょっとSFチックな「台」をメガネを上にずらしながらナニかをチェックしてる。さすがプロモデラー!つっても、さほどファンとかじゃないし、むしろ名前思い出すのに時間が掛かって声をかける程でもなかったが。出口付近の抽選会で何の気なしにしてみると限定ポスターが当たった。先生はハズレ。先生は手からダークフォースを出せる程、シスの暗黒面にどっぷり漬かった。
ところでその先生はスターウォーズに興味は薄い。某サイトで「ミレニアムファルコン」を描けというお題に対し「ネバーエンディングストーリー」のファルコンの腹に「2000」と刻み込む力技をやってのける程、興味無し。(http://www.h2.dion.ne.jp/~sakurab/kakurekon20.gif)
だもんで、これから向かうであろう「ポケモンパーク」に式神を放ち、心の目で会場を観ている。そして八百万の神々達が集う神聖なる場所=ポケモンパークに足を踏み入れた途端、先生のタガが外れた。ポケパーク限定仕様のニンテンドーDSを購入、「ニンテンドッグス」を購入、周辺アイテムを購入。さらにその場で開封しウエストポーチに装着、「松伸」で松本が着ているブランドのTシャツを2枚購入、ポケパーク限定仕様のシールを食い入る様に見つめ、ガビゴンと一緒に写真を撮れとせがみ、ガーデニングショップでなんだかわからないモノを購入、果てはよくわからないインド人から布的なモノを購入。遂にはニンテンドーDS(ポケパーク限定仕様)を欲しがりダダ捏ねてる子供に見せつけるといった大人とは思えない行動に出る。その間、あっしはワケもわからず擦ったスクラッチでアメリカンエキスプレスの限定ボールペンを当てていた。帰りのバスの時間が迫っていた。二人共昼飯を食ってない事に気付く。それ程、万博のリバウンドがあったのだ。この「ささしまサテライト」という救済措置が成されてなければ先生は愛知を暗黒の神通力でその存在を無きモノにしようとしていた。事実、昨日ホテルで「琵琶湖を愛知に移動させてやろうか」と呟いていた。しかし、散々歩かされ、ゴム、泥水、ゲロを食した翌日、ポケモン達に囲まれ己の欲望のまま買い物をした先生は菩提樹の元(インド館)で悟りを開く。「『愛』を『知る』と書いて『愛知』なのね」暗黒の巫女と成り果てた先生を救ったのはモリゾー、キッコロ、そしてポケモン達だった。終劇。
=余談=帰りのバスで乗車した途端、堕ちたあっしに対し、先生は大阪に着くまでニンテンドーDS(ポケパーク限定仕様)で麻雀をしていた。そして酔った。
2005/6/16  蔵木さくら
  1. 2005/06/16(木) 22:02:31|
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「愛地球博」その3

名古屋に出るバスに乗ると一瞬にして寝た。(堕ちた) 先生はニンテンドーDSで麻雀をしていたらしい。 ちなみに会場~名古屋駅まで1000円、35分 。高速バス(JR)大阪~会場は2900円、3時間 。いかにボッタクってるかわかる。
名古屋駅に着いたのは午後10時。 先生が「名古屋コーチン食べたい」という悪魔の様に呟く。 店を捜す。 な、無い…。 もう閉まっとる…。 夜が早いよ、クソ名古屋。 もう足パンパンでんがな。 ようやく一軒のオサレなイタメシ屋を見つける。 名古屋コーチンのパスタもメニューにある。 頼む、ココで勘弁。先生に懇願し店に入る。 「おタバコお吸いになられますか?」 吸うから早く座らせろ。と心の中で罪の無い愛知県人を罵倒し、席に案内される。やっと座れた。即効で靴紐を緩める。 メニューを見ながらタバコを出す。 店員が来る。 「あの、ここは禁煙席なんで…」 「あぁあ?」 「も、申し訳ございません!別の席を御用意いたしますんで!」 意味がわからない。 「禁煙席ですか?喫煙席ですか?」と聞かれ「喫煙席」と答え、それが「禁煙席」に聞こえたのならまだ話はわかる。 あっしも大人だ。 だが、あんたは「おタバコお吸いになられますか?」と聞いて「はい」と答えたあっし達を禁煙席に案内した。 気違いのする事だよ。 これであんたはもう罪深い愛知県人になった。おめでとう。 ねえちゃん、かわいい顔してるけど人生短かったな、LCLの水に変えてやる。やけに塩辛いパスタ(愛知県人、味覚までおかしい)をたいらげ、いかに最低な博覧会だったかを振り返っていたら先生の顔がパァァっと晴れる。 窓の外を見ると迷彩服を着た強面のおっさんがフェレットを三匹散歩させていた。 ホント、この人は異形のモノに癒されてやがるな。
ホテルに着いたのは11時過ぎ。 先生がチェックインの手続きをしてる僅かな時間でもあっしはロビーのソファに座る。 もうそれくらい限界。そしてエレベーターホールにて黒人のカップルが大声でケンカを始める。 英語じゃない。 所々「ンカッンカッ」つってたのでアフリカとかその辺の奴等(たぶん博覧会出店関係者)だと思われる。しかもねえちゃんはロビー、にいちゃんはエレベーターホールで言い争ってるモンだから五月蝿いったらない。 ひとしきり言い争った後、にいちゃんがあっしに 「○×△ンカッ×△&%#!~?」 と同意を求めてきたので、あっしは笑顔で 「あんたら、五月蝿いよ」と言った。 にいちゃんはニカッと微笑み返し。黒い肌に白い歯。 殺そっかな。 エレベーターにニグロが乗り、あっしが乗ろうとした瞬間、ドアが閉まって挟まれた。 「△ンカッ×△!」 おそらく現地語で謝ってんだろうが微塵も気持ちは伝わらない。いいか、土人。 自分が先に乗った場合は「開く」ボタンを押しておくんだ。 てめぇらの国にはエレベーターすら無いかもしれんがそれが世界の常識だ。 それができねぇならコカコーラの瓶を地の果てまで捨てに行け。
部屋に入ってこれまた即効で靴下、ジーンズを脱ぎ、フロに湯を張る。 20分程経過し、風呂につかる。 ゴポポポポポポッ。 妙な音が聞こえた。 見てみると配管から逆流してゴミやらなんやらで床が水浸しになっている。 風呂桶からは一滴も溢れ出てないのに水浸し。 あっしは真っ裸のまま、先生に助けを求める。 先生はロビーに連絡、部屋を代えてもらう事に。あたり前だ。半濡れの身体でもう一度服を着る。 平謝りのホテルボーイ。 もうね、ぜっんぜん気持ち伝わらない。 そんな許容範囲無い。 元々、すんげぇ下がり切ったテンションの上、さらにテンション下がる。 少しグレードが高い部屋に案内され即効でフロに湯を張る。 20分後、あっしが見たものは配管から逆流してゴミやらなんやらで床が水浸しになってるバスルームだった。 もうイヤだあああああああああぁぁぁぁっ!△ンカッ×△!
最終回につづく
2005/6/15  蔵木さくら
  1. 2005/06/15(水) 22:01:57|
  2. kizakura_others
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「愛地球博」その2

そもそも付き添いで行ってる上、人の集まる場所が嫌いというあっしの性格を熟知している万琉倫子先生は実に段取よい、綿密に練られた計画を遂行する。が、しかし、いかに完璧な計画でも元々のシステムに問題があればそれは水泡と化すのである。
まず、自分の顔をスキャニングして映画のキャラクターにはめて出演させる三井・東芝館に並ぶ。「待ち時間は60分です」 係員が言う。 ま、並ばず入れるなんざ思っちゃいない、むしろ60分程度ならマシかと思い、ニンテンドーDSを開く。「今から一時間って事は12時には見れるな。」 とあっしが先生に言うと、先生は 「いや、コレは予約券で並んでるねん」 は?何? よくよく聞くとまず「予約券を手に入れる事」によって「初めて」その回の「演目」の列に「並ぶ」事ができるワケだ。 「並ぶ」権利を得る為に「並ぶ」のだ。 なんだ?リアルロープレでもさせられてんのか? 「『勇者の剣』を得る為にはコモドドラゴンを倒しなさい」 そんな感じか。 あまりのバカバカしさにニンテンドーDSの「脳を鍛える大人のトレーニング」で算出された脳年齢は70才だった。ダブルショック。さらに60分後、整理券をゲットしたあっしはそこにプリントされた活字に目を疑う。「三井・東芝館~7:10」 ちょちょちょちょちょい待って! 今、昼の12時!見るの(並ぶ)のって7時? 「ウソと言ってくれ」そういう気持ちで係員に聞いた。「開始10分前までには会場入りして下さいね。」 笑顔で言うな、余計ハラ立つわ。 なんか、もう、ビームとか出してやろうか。 ココでこんな時間だと、人気のHITACHI館はどうなって… 「待ち時間、ただ今180分」 ひええええぇぇっ!アホだよ! 「並ぶ」権利を得るために3時間「並ぶ」のか!お前等! 先生はそんなあっしを見て 「大丈夫。あたしは冷凍マンモスさえ見れりゃ満足だから」 先生はまだ仏の顔をしている。 来る前にネットで調べた時に先生が見た最長の待ち時間は 「360分」だったそうだ。 とにかく7時にはこの場所に戻ってこないといけない。 このだだっ広い会場のどこにいたって7時には戻らないといけない。 持病の癪が疼いても戻らないと。
次にアニメ監督、押井守が総合演出を手掛けた複合パビリオン「めざめの箱舟」に並ぶ。 3,40分並んで整理券をゲットし、幸い次の回に入場できた。 会場には鳥、犬、魚の頭を模写した西洋の騎士風のオブジェが無数並んで中心を見ている。カッコいい。その中心の床にはこれまた無数のモニターが埋め込まれている。そして天井からは阿修羅観音像の様な球体関節人形が吊るされている。カッコ良すぎ。 その廻りを螺旋状に登っているバルコニーから見下ろす形で観る事になる。かなり凝った作りだ。 内容は「トホホ」だった。 絶対に動くと信じていた騎士達、球体関節人形はホントにただのオブジェだった。 適当な映像がモニターや壁に映りでっかい効果音と音楽が鳴るだけ。 音楽は良かったけど(限定DVD購入) 終わった途端、二人から漏れた言葉は「えぇ~っ?」 不満プンプンで会場の奥に足を進める。
「冷凍マンモス」の整理券配付開始の時間が貼り出されていた。 「次回の整理券配付は3時からです」 え~と、例えば他のパビリオンが見たいとしても整理券並んで、開演前にならんで催しモノを見たとすると、おそらく3時にこの場所に帰って来れるのか、眉唾モノである。 先生は考えている。 配付時間がまちまちなのは計算外だったようだ。 やがて先生はある方向に走り出した。 どうした?先生っ? まるで何かに吸い寄せられてるみたいだ! 先生!気でも触れたか? ある場所に着いた先生はあっしに向かって満面の笑顔で言った。 「撮って~」 そこには想像よりもでかいモリゾーとキッコロがいた。 先生の仏顔にさらに磨きがかかる。 思えばあっしがイライラとカオスフレームをひたすら上げているのに対して、この人はマンモとよくわからない緑色の怪物という異形の輩に癒されてやがる。その丸い顔をなんとかして四角くしてやろうか。そうか、こんなにもイライラするのはハラ減ってるからだ。 飯を食う事にする。 あぁぁ…な、並んでる。 皆、並んではりまっせ。 トルコアイスの屋台ですら並んでまっせ。 まさか整理券配ってないだろうな。 待つのはヤだし、時間も無い。少し歩くが「世界のレストラン」という複合施設があるのでそこに行く。 道中、緑を張り巡らされた壁に霧状のスプリンクラーで散水がされる。水の冷気が実に気持ちいい。会場に入って初めて癒された。 途中にトルコアイスの屋台があった。 並んでる…。 なんかトルコ人がパフォーマンスしながらアイスをコーンに入れてる。勿論、並んで見るようなパフォーマンスじゃないが皆、嬉々として見入っている。きっとミナミあたりで同じ事をしても無視されるだろう。 これが万博のカオスパワー。 1キロ程歩いてレストランに着く。 並んではいないが満席に近い状態だ。 シーフードカレー1200円。 老舗の洋食屋並みの値段にインスタント以下の味。 シャバシャバ具無しカレー的なモノかけ御飯。 先生は韓国冷麺。 一口食った先生が一言。 「ゴムみたい」 先生の顔が曇り始めた。 飯食った後、別の道を通ってパビリオン周辺へと戻る。(1キロ) 途中にトルコアイスの屋台があった。 なんでか、この万博はトルコアイスをパワープレイしてるみたいだ。
リニアモーター館が空いてる様なので入ってみる。 空いてる理由がわかった。
次に三菱館。 並ぶが、常にダラダラと少しづつ動いているので落ち着けない。 先生は並ぶ用に小さいパイプ椅子を持って来ていたので他の愚民共の羨望の眼差しを受けながらニンテンドーで通信麻雀する。 入り口付近で後ろからグイグイと順番抜かしをする老夫婦(推定70才代)があまりにも失敬なんで 「あんたらさぁ、歳食ってそんな事して情けないよ、見てて。長く生きてきたんやから、見てるこっちが悲しくなる様な事すんなよ」 無視された。 さらに老夫婦は先に順番抜かしをしてった。明日死ね。 で、三菱館。 「トホホ」だ。 そこらへんにある科学館並みのアトラクション。 月のオブジェにかわいい顔が写し出されて 「ボクは月!皆さんの住んでる地球からどれくらい離れてるかって言うとね…」 なんて面白おかしくよい子にもわかる楽しい科学みたいな。 楽しないわ!
そしてマンモスラボに行く。 ブルーホールという所に通されて高さ10メートル、幅50メートルの世界最大シームレス(繋ぎ目の無い)スクリーンで映像を見る。 が! いくらスクリーンがシームレスでもそれを映すプロジェクターが無いのである。 結果、3台のプロジェクターを並べて映してんだが、きっちり繋ぎ目が見てとれる。 意味ねぇぇぇぇぇっ! バカ技術全開。 つか専用プロジェクター完成してからお披露目すれ、ソニー。 んで先生おまちかねの冷凍マンモー。 化石たぁ違うよ的なアピールを聞いた後、でっかい冷凍装置がゴンゴンいってるエリアに通される。 ムービングウォークに乗せられいやがおうにも強制素通り。 これじゃマンモーがあっしらを見てるみたいだ。 マンモー見えた!見えたよ!先生! 頭だけ。 あ、頭しかないっ! 説明じゃいかにも全身ある的なCG見せてたのに! あ、横になんかある! ひ、左足! 言わなきゃ切り株みたいだ! 所要時間約2~3分。 先生、どおでしたか? 「…毛、生えてたね。」 先生の仏の顔に翳りが見え始めた。
小腹が空いたので日本館前の民族料理レストランに入る。 あっしは牛タン丼1200円 。覚悟はしてたがレトルトを暖めただけのシロモノだった。 旨いワケない。 先生はインド人が売ってたグリーンカリー 。先生喰って一言 。「泥水みたい」 先生の顔が漆黒の闇に包まれ始める。
そんなこんなで昼イチで取得した三井・東芝館を7時半頃観る。 先に記した通り、自分が3Dキャラとなって映画に出演するのだ。 まず20名ずつ小部屋に通され、顔をスキャニングし、映画を観る。 ストーリーとかどうでもよい。 兎に角、自分が何処に出演してるかだ。 先生は超能力集団でセリフも多く結構良い役で出演。 「このままでは…私達…」とか 「あなたは一体…誰?」 いかにもそれらしいセリフを先生が大真面目に言ってる。 あっしはどこに? あ…いた。 なんか加山雄三(宇宙船の船長)の後ろでオペレーターみたいな事してる。 ガンダムで言うならオスカとマーカー(ブライトさんの上に座ってる二人)的な役割。 セリフは最後まで無かった。 雄三の後ろで何だかよくわからないモニターを見てるだけ。 それはいい。別に。 納得できねぇのは、あっしのオペレーターチームのリーダー(天才ハッカー役)が後ろに座ってるおばはんなのだ。 しかも鼻の横にでっかいイボを付けたおばはん。 スキャニング時、少しニヤけちゃったのか、セリフを言っていない時は常に半笑いだ。 3、4台のコンピューターを同時に扱い雄三やクルーから尊敬されてる天才ハッカー。が、イボつけた半笑いおばはん。 場内はおばはんが映る度に失笑が聞こえる。 これがコンピューターランダムってやつか。
そんなステキパビリオンを後にし、身体も心もクタクタにされた。 土産屋行ってとっとと出ましょう。 な、並んでる…。アホか、こいつら。 もう、いいや。土産なんていらねぇだろ。と思ってたら先生がフラフラと何かに吸い込まれる様に店内に入ってゆく。 せ、先生! モリゾーとキッコロのぬいぐるみを手にして仏顔を取り戻した模様 。しょうがなく適当な土産モノを渡して先生はレジに並ぶ。 あっしは限界なんで外で待つ事にするが店内から出るのにも一苦労なんである。 そこにグイグイと人を押し退ける老夫婦(おそらく60代)があっしの背中を押す。 昼の順番抜かしする老夫婦といい、最近の老人はこんなんばっかりか?「近頃の若いモンは…」とか言ってみろ、生い先短いてめぇらの人生をさらに短くしてやる。 あっしはジジィの肩をちょんと叩き、 「おい、ジジィ、人を押し退けてまで早く出たいんなら、そっちの出口空いてる。そっちから出ろ。」 老夫婦はあっしの顔と出口を交互に2度見し、指した出口から出た。 その出口は大混雑時に使う出口で外には逃れる事のできないレジまでの通路が迷路のごとく張り巡らされていた。 一通出口なんで再び老夫婦は店内に戻る事は不可能。 ざまあみろ。そこで餓死するがいい。 もちろんあっしは知っていた。 しかし、その老夫婦はその区切ってある通路の仕切りをグイグイと二人掛かりで押し退け出口を確保しようとしていた。 警備員が駆け付け、なにやら口論になってる。 一生してろ。 そこで我がの人生に幕引きをしろ。 そして朝歩いた無駄にでかくて長距離ウッドデッキを再び歩く。 他の客も疲れ果てている。 家族連れですら会話が無い。 バスターミナルに向かう死者達の群れ。
最悪だ。愛・地球博。
3につづく
2005/6/14  蔵木さくら
  1. 2005/06/14(火) 22:00:51|
  2. kizakura_others
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「愛地球博」その1

行ってきたよ。愛知Q Fuck 。ハイウェイバスですっかりヤられながらの到着。すんげぇ山奥なのに景色がさほど良くない。 逆に難しいロケーションに脱帽。
バカでっかい階段を降りるとゲートが見えてくる。「外からのペットボトル、食べ物は持ち込まないでくださぁい」 全く自分勝手なアナウンスが流れる中、所持品検査をされる。 いそいそとあっしの鞄を調べる警備員に言う。 「まだ飲んでないペットボトル飲料3本入ってる」「じゃ、出して下さい。」 「飲んでないねんで?サラやで?」 「あ~、主任!主任!」 主任来る。 「こちらの方が…(説明)」 「あ~、それじゃロッカーに入れてもらって」全部聞こえてたので 「ロッカーどこ?」「ここを入られて…(説明)…でも、もうロッカーはいっぱいだと思います。」「はぁ?じゃ、どおすりゃええねん」 「一時預かり所がありますんでロッカーがある所から…(説明)」イライラするあっしに次は金属探知の検査が襲う。 「金属のモノ、お持ちじゃないですか?」 周知の通り、あっしはベルトに財布、キーチェーン、デジカメ、たばこ&ライター、ニンテンドーDSをそれぞれのポーチに入れ装着してる。「ここに付いてるの殆ど金属。」 胸を張って言う。 「あ…そ、そうですか…じゃ、はずして下さい。」 さっきの主任が遠くから言う。「その人はいいから!通ってもらって!」「あ、はい!ど、どおぞ」 もちろん金属探知機は鳴る。ビィィヨンビィィヨンビィィヨン。 ゲートにいた客が一斉にあっしを見る。 警備員が2、3人駆け付け棒みたいな探知機でさらに調べられる。「ベルトは金属ですか?」「金属バックル以外のベルトなぞ知らん」「金属のモノお持ちじゃないですか?」「だからベルトについてるモンが金属やって。」棒みたいな探知機が鳴る。ピーッピーッピーッ。 ゲートにいた客が一斉にあっしを見る。あっ、デジャヴだ。テロリスト扱いされながらも入場。 さっき言われた「一時預かり所」を捜す。 ロッカー発見。 小さっ。少なっ。 何十万人と来る客に対してロッカーは50も無い。そりゃ「いっぱい」だろうに。 コッチはもう、帰りたい気持ちで「いっぱい」だ。一時預かり所に荷物を預け、パビリオ会場へと向かう。
あ~、遥か彼方に見える、アレが会場なのだね? う~ん、パっと見、1.5キロはあるね。 バスとかチャリとかの発着場、無いね。 歩けと? 500メートル程歩いた所に「モリゾーゴンドラ」なる園内ロープウェーの乗り場があった。長蛇の列。 並ぶか、歩くか、二つにひとぉつだ! 愛知よ、これが貴様なりの歓迎か。 どこ連れて行かれるかわからんゴンドラなぞ乗る趣味はないわ! まして並んでまで乗るモノか! 高所恐怖症だった事も思い出し歩き続ける。 無駄にでかいウッドデッキの廊下を歩く事15分。 会場に辿り着く。 ひしめき合う様に建てられている企業パビリオン。 これだけ広い土地にも関わらず人気パビリオンを一ケ所に集中させてる。さらにその隙間には蟻の様に群れている人間達。え?ペットボトル 飲料売ってる。ええっ?売ってんじゃん!なんだったワケ?あの入場時のすったもんだは?ワケわからんわ!ラピュタよ、ここに照準を合わせろ。 すぐにでも破滅の言葉を言ってやる。バルス! しかし、これはほんの序にすぎなかった。
愛知はさらに牙をむく。
2につづく
2005/6/13  蔵木さくら
  1. 2005/06/13(月) 21:59:49|
  2. kizakura_others
  3. | コメント:0
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